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演劇

明日に翔ける龍

 
    都若丸特別公演
   明日に翔ける龍
  2014.4.9 神戸新開地劇場
   脚本・演出・主演:都若丸
助演:東映剣会
音楽:小野尊由

  若丸さんが年中ほぼ毎日公演をつづける中で、ご自身の誕生日には毎年特別な創作舞台を企画されています。
「明日に翔ける龍」は若丸さん書下ろしの坂本龍馬物語ですが、現代の或る一家との時空を超えた関わり(フィクション)をサブテーマに創作されました。
負債に苦しむ一家の父親が所有していた「龍馬の血の付いた掛け軸」(骨董やから以前買ったという設定)が本物と判明して借金苦から救われる、というくだりがあるのですが、期せずして、公演の前日に「坂本龍馬が暗殺される直前に書いた手紙が見つかった」というニュースが流れ、関係者一同びっくりさせられました。

一日二回の公演がつづく中で、特別な企画を実現するのは大変なことだと思います。特別公演の前日だけ休館日となり、その一日で芝居、殺陣、美術、照明、音響・・・すべてを仕上げなければなりません。芝居もさることながら、毎回助演の剣会の方たちとの複雑でスピーディーな立ち回りが、数回の稽古で仕上がり本番を迎える様子には、いつもながら感心させられます。
   
池田屋の立ち回り稽古
  芝居は龍馬の時代と現代を行き来するわけですが、暗転幕前で現代の芝居がされている間に幕内で江戸時代のセットが転換されます。
   おりょうの店で以蔵が暴れる
   幕末から現代へ
   現代から過去へ
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