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吟詠と音楽

いろいろな記譜法 五線譜は万能ではない 五線とト音記号 音名 音符と記号

 いろいろな記譜法
 吟詠の記譜法
吟詠では、日本伝統音楽の記譜法を応用し、流派によっていろいろな譜が用いられています。
動機譜式
漢詩の右側に下のような矢印型の記号が使われることがあります。
        
 ネウマ譜式
  多くの流派で使用されています。上のように数字などを記入するケースもあります。 
 線譜式+ネウマ譜式
 
 高さを示す横線を用いる様式です。
 
 五線譜式
 洋楽の五線譜を用いるケースもあります。
その場合には、イ短調(♯♭がない調子)で、基本音をミとして記されることが多いようです。
 
 4本の節を五線譜で書いた例
五線譜の場合、一般的には上のように絶対音高で書きます。
しかし、旋律だけを演奏する場合、すなわち吟者にとっては、このような書き分け方はあまり意味がないようにも思います。
むしろ、すべての本数を8本の譜で書き、注釈として「○本に移調」とでも書き添えるほうが簡単明瞭になるでしょう。